タオル・縫製品OEMの用語集

綿・糸・生地・染め・縫製・OEMの進め方まで、産地で使う言葉をまとめました。

タオルや縫製品の話には、はじめて聞く言葉が出てきます。産地で使う142語を11に分けて説明しました。当サイトの本文に出てくる語には、実際に使っているページへのリンクを添えてあります。

タオルの種類・寸法

ここに書いた寸法は、日本で広く使われているおおよその大きさです。メーカーによって幅があり、当社では用途に合わせた寸法でお作りできます。

ハンカチタオルはんかちたおる
手を拭く小さなタオルです。おおむね25cm角。ノベルティやギフトの定番で、当社の名入れハンカチもこの大きさ(24×24cm)です。この語が出てくるページ: 名入れハンカチ
ウォッシュタオル・ハンドタオルうぉっしゅたおる・はんどたおる
洗面所や台所で使う中くらいのタオルです。おおむね34×35cm前後。
フェイスタオルふぇいすたおる
洗顔や手拭きに使う、いちばん一般的なタオルです。おおむね34×80cm前後。
バスタオルばすたおる
入浴後に体を拭く大判のタオルです。おおむね60×120cm前後。
マフラータオルまふらーたおる
首に掛けて使う細長いタオルです。おおむね20×110cm前後。応援グッズやイベントの配布品によく使います。
スポーツタオルすぽーつたおる
運動中に汗を拭く、フェイスタオルより長いタオルです。おおむね40×110cm前後。

綿・産地

今治タオルいまばりたおる
愛媛県今治市とその周辺でつくられるタオルのことです。産地の呼び名であって、認定の名前ではありません。組合の基準を満たして認定を受けたものだけが「今治タオルブランド」を名乗れます。
超長綿ちょうちょうめん
繊維の長さがとくに長い綿の総称です。繊維が長いほど細く均一な糸を引けるため、滑らかで光沢のある生地になり、毛羽も出にくくなります。ギザ綿やスーピマ綿がこれにあたります。
ギザ綿ぎざめん
エジプトで育つ超長綿の系統です。ギザ45・ギザ88のように番号で品種を区別します。細く長い繊維から、しなやかで光沢のある糸になります。
スーピマ綿すーぴまめん
アメリカで育つピマ綿のうち、スーピマ協会の基準を満たしたものだけが名乗れる超長綿です。名前そのものが登録商標なので、表示には条件があります。
オーガニックコットンおーがにっくこっとん
化学肥料や農薬の使用を抑えた方法で育てた綿です。認証機関の基準に沿って栽培・加工され、認証を名乗るには生地から製品までの流れを記録に残す必要があります。

チーズ・コーンちーず・こーん
糸を巻いた形の呼び名です。円筒形に巻いたものがチーズ、円錐形に巻いたものがコーン。後の工程でどう糸を引き出すかによって巻き方を選びます。
撚糸ねんし
繊維を引き揃えて撚りをかけ、糸にする工程と、そうしてできた糸のことです。撚りを強くすると丈夫でシャリっとし、弱くすると柔らかくふくらみが出ます。タオルの風合いは、ここでほぼ決まります。
無撚糸むねんし
撚りをほとんどかけずに糸にしたものです。繊維がほどけたまま束ねてあるため、ふんわりと軽く、水をよく吸います。そのぶん毛羽が落ちやすく、洗濯で細りやすい面もあります。
甘撚りあまより
撚りを弱めにかけた糸です。無撚糸ほど崩れやすくはなく、強撚糸ほど硬くもない、柔らかさと扱いやすさの中間を狙った糸です。
番手ばんて
糸の太さを表す単位です。綿糸では綿番手を使い、数字が大きいほど細い糸になります。細い糸ほど生地は薄く滑らかに、太い糸ほど厚くふっくらと仕上がります。
細番手・太番手ほそばんて・ふとばんて
番手の数字が大きい(=細い)糸が細番手、数字が小さい(=太い)糸が太番手です。同じ組織で織っても、細番手は目が詰まって上品に、太番手はボリュームが出ます。
単糸たんし
撚りをかけた糸を1本のまま使うものです。柔らかくふっくらした風合いになります。
双糸そうし
単糸を2本合わせて撚った糸です。単糸より強く、毛羽が出にくく、寸法も安定します。
コーマ糸こーまし
紡ぐ前に、短い繊維や不純物を櫛(コーマ)で取り除いた糸です。毛羽が少なく表面が滑らかで、光沢が出ます。
カード糸かーどし
コーマの工程を通さない糸です。短い繊維が残るぶん空気を含み、ふっくらとした手触りになります。
スラブ糸すらぶし
ところどころ太さを変えて節(スラブ)をつくった糸です。織り上がった生地の表面に、不均一な表情が出ます。
普通糸・特殊糸ふつうし・とくしゅし
太さと撚りが均一な標準的な糸が普通糸、スラブ糸のように見た目や風合いを狙って作った糸が特殊糸です。特殊糸は生産できる工場が限られます。
伸縮糸しんしゅくし
ポリウレタンなど、伸び縮みする糸です。緯糸に入れると、その方向に伸びる生地になります。この語が出てくるページ: 製作実績
レーヨンれーよん
木材パルプを溶かして繊維にした再生繊維です。落ち感と光沢があり水をよく吸いますが、濡れると強度が落ちます。
キュプラきゅぷら
綿の種子に残る短い繊維(コットンリンター)を原料にした再生繊維です。細く滑らかで、静電気が起きにくいのが特徴です。

生地・織り

パイルぱいる
生地の表面に輪の形で立った糸のことです。この輪が水を抱え込むため、タオルはよく水を吸います。輪の高さ(パイル長)を変えると、厚みと乾きやすさが変わります。この語が出てくるページ: 名入れハンカチ製作実績
総パイルそうぱいる
平地の部分を作らず、全面をパイルで織った生地のことです。吸水する面が広くなる一方、名入れの刺繍やプリントは載せにくくなります。
平地ひらじ
タオルの中で、パイルを立てずに平らに織った部分です。端の帯状の部分によく取ります。凹凸が無いので、社名やロゴの刺繍・プリントを載せやすい場所になります。
ガーゼがーぜ
糸を粗く平らに織った、薄くて軽い生地です。乾きが速く、洗うほど柔らかくなります。薄いぶん1枚では頼りないので、3枚・4枚と重ねて使うことがあります。この語が出てくるページ: 事業内容名入れハンカチ
四重ガーゼ・三重ガーゼよんじゅうがーぜ・さんじゅうがーぜ
ガーゼを4枚・3枚重ねて織り合わせた生地です。重ねた層のあいだに空気が入るため、軽いのに保温性があり、肌に当たる面はやわらかいままです。ベビー用品によく使います。この語が出てくるページ: 製作実績事業内容
目付めつけ
生地1平方メートルあたりの重さのことです。数字が大きいほど厚く、しっかりした生地になります。厚くすると丈夫で高級感が出ますが、そのぶん乾きにくく重くなります。この語が出てくるページ: 製作実績
経糸・緯糸たていと・よこいと(縦糸・横糸)
織物のたての方向に通る糸が経糸(縦糸)、よこの方向に通る糸が緯糸(横糸)です。どちらにどんな糸を使うかで、伸び方・風合い・縮み方が変わります。この語が出てくるページ: 製作実績
ジャカード織じゃかーどおり
糸の上下を1本ずつ制御して、柄そのものを織りで表す織り方です。プリントと違って表面に乗せた色ではないので、洗っても柄が落ちません。この語が出てくるページ: 製作実績
織布しょくふ
糸から生地を織り上げる工程、またはそれを行う事業者のことです。当社は今治の織布・染色・縫製・加工の事業者と組んで製造します。この語が出てくるページ: 事業内容
織機しょっき
生地を織る機械です。緯糸の運び方でエアージェット織機・レピア織機などに分かれ、織れる幅(織機巾)も1台ごとに決まっています。この語が出てくるページ: 事業内容製作実績
織機巾しょっきはば(織機幅)
1台の織機で織れる生地の幅です。つくれる製品の寸法は、ここで先に決まります。希望の寸法に合う織機を持つ工場を選ぶ必要があり、合う織機が少ない寸法ほど、最小ロットも納期も厳しくなります。幅を変えるには段取り替え(巾変え)が要ります。この語が出てくるページ: 事業内容製作実績
エアージェット織機えあーじぇっとしょっき
圧縮した空気を噴き付けて緯糸を飛ばす織機です。速く織れるので量産に向きますが、飛ばせる糸の種類に向き不向きがあります。
レピア織機れぴあしょっき
レピアと呼ぶ細い棒で緯糸を運ぶ織機です。空気で飛ばせない太い糸や特殊糸も扱え、色を何色も使う柄にも向きます。エアージェットより速度は落ちます。
整経せいけい
必要な本数と長さの経糸を引き揃えて、ビームに巻き取る準備の工程です。ここで経糸の張りが揃っていないと、織り上がりにムラが出ます。
ビームびーむ
整経した経糸を巻き取る大きな軸です。織機にはこのビームを載せて織り始めます。
巾変えはばかえ
織機の織り幅を変える段取りのことです。経糸を通し直す手間がかかるので、同じ幅でまとめて織るほうが効率がよく、幅の種類が増えると最小ロットに響きます。
高密度織りこうみつどおり
打ち込みを多くして、目を詰めて織ることです。丈夫で型崩れしにくく、表面が滑らかになりますが、そのぶん重く、乾きにくくなります。
上げ落ちあげおち
パイルを立てる部分と、立てずに地のままにする部分をつくって柄を表す織り方です。色を足さずに、生地の凹凸だけで図柄が出ます。
ワッフル織わっふるおり
格子状の凹凸をつくる織り方です。表面積が広いので乾きが速く、パイルより引っかかりにくいので、キッチンや業務用によく使います。
もんめ
タオルの重さを表す、昔からの単位です。1匁は3.75グラムで、タオル1ダース(12枚)ぶんの重さを匁で言い表します。数字が大きいほど厚手になります。
平織りひらおり
経糸と緯糸を1本ずつ交互に組む、いちばん基本的な織り方です。丈夫で薄く仕上がります。ガーゼもこの織り方です。
繻子織しゅすおり
経糸か緯糸のどちらかを長く浮かせて組む織り方です。表面が滑らかで光沢が出ます。サテンとも呼びます。
ドビー織機どびーしょっき
簡単な幾何柄を織り出す装置を備えた織機です。ジャカードほど複雑な柄は織れませんが、ボーダーや小柄を効率よく織れます。
おさ
織機で緯糸を織り目に打ち込む、櫛の形をした部品です。筬の目の細かさが生地の密度を左右します。
打ち込みうちこみ
決まった長さのあいだに緯糸を何本入れるかという密度のことです。打ち込みが多いほど目が詰まり、しっかりした生地になります。
パイル倍率ぱいるばいりつ
地の経糸に対して、パイルの経糸をどれだけ多く送り出すかの比率です。倍率が大きいほどパイルが高くなり、厚く吸水するタオルになります。
原反げんたん
染めや仕上げの加工をする前の、織り上がったままの生地です。ここから後染め・晒し・裁断へ進みます。
反物たんもの
織り上がった生地を巻いた状態のことです。裁断する前の単位で、後染めはこの状態で行います。
要尺ようじゃく
製品を1枚つくるのに要る生地の長さです。柄合わせや裁ち方で変わり、原価に直結します。
目方・量目めかた・りょうもく
目方は重さそのもの、量目は取引で定めた規定の重さです。検品では、実際の目方が量目を満たしているかを確かめます。生地の厚みを表す目付とは別の言葉です。
ミミみみ
生地の両端にできる、ほつれない織り端のことです。タオルでは長辺の端を指します。
ヘムへむ
タオルの短辺にある、パイルの無い平らな部分です。ここを折り返して縫うことで、洗っても伸びにくくなります。

染め・加工

後染めあとぞめ
織り上げた生地を、反(たん)の状態で染めることです。糸の段階で染める先染めに比べて、色を決めるのを後まで待てるので、少ない数量でも色を変えやすくなります。この語が出てくるページ: 製作実績
先染めさきぞめ
糸の段階で染めてから織る方法です。色の境目がはっきり出て、洗っても色が移りにくくなります。織る前に色を決める必要があるので、後染めより早い段階で仕様が固まります。
製品染めせいひんぞめ
縫い上がった製品ごと染液に浸けて染める方法です。同じ生地から後で色を決められる一方、縫い糸や付属品も一緒に染まるため、素材の組み合わせに注意が要ります。
染色せんしょく
糸や生地に色を付ける工程です。天然の材料で染める草木染めのように、同じ指定でもロットごとに濃さが振れる染め方もあります。この語が出てくるページ: 事業内容製作実績
晒しさらし
生地に残る色素や糊を抜いて白くする工程です。染める前の下地をつくる意味もあり、晒したままの白を生かした製品もあります。
白地しらじ
染める前の、生成りや晒したままの生地のことです。白地で在庫を持っておくと、注文が入ってから色を決められます。
色出し・ビーカーいろだし・びーかー
量産の色を決めるために、小さな釜で試し染めをして色見本をつくる工程です。この見本をビーカーと呼びます。承認された色を基準に本番の染めに入ります。
パントーンぱんとーん
色を番号で指定するための色見本の規格です。離れた相手とも同じ色を指せるので、「この番号で」と伝えるだけで色の擦り合わせが進みます。登録商標です。
捺染・プリントなっせん・ぷりんと
生地に柄を付ける加工の総称です。捺染が業界での正式な言い方で、プリントは同じものを指します。使う材料と刷り方で、顔料プリント・染料プリント・転写・シルクスクリーン・インクジェットに分かれます。染め(生地全体を1色に染める)と違い、柄のある部分だけに色を置きます。この語が出てくるページ: 製作実績
顔料プリントがんりょうぷりんと
色の粒を樹脂で生地の表面に留める刷り方です。細かい柄や濃い色を出しやすい一方、刷った部分は少し硬くなり、擦れると色が落ちやすくなります。
染料プリントせんりょうぷりんと
染料を繊維の中まで染み込ませる刷り方です。刷った部分も柔らかいままで、洗っても色落ちしにくくなります。顔料より細かい柄は苦手です。
転写・熱転写てんしゃ・ねつてんしゃ
転写紙に刷った柄を、熱と圧力で生地に移す方法です。写真のような細かい絵柄を出せますが、染料がポリエステルの繊維に定着する仕組みなので、綿100%には向きません。
シルクスクリーンしるくすくりーん
版に開けた穴からインクを押し出して刷る方法です。色ごとに版を作るので、色数が増えるほど費用と工程が増えますが、大量に刷るほど1枚あたりは安くなります。
インクジェットいんくじぇっと
版を作らず、直接インクを吹き付けて刷る方法です。写真のような細かい絵柄や色数の多い柄を、少ない枚数から刷れます。
蒸しむし
プリントしたあと、蒸気を当てて染料を繊維に定着させる工程です。この工程を経ないと、洗ったときに柄が落ちます。
ソーピングそーぴんぐ
染めたあとに、繊維に定着しなかった余分な染料を洗い落とす工程です。これが足りないと、使い始めに色が移ります。
釜ロットかまろっと
染色は釜の単位で行うため、同じ釜で染めた分が色の揃う最小のまとまりになります。これを釜ロットと呼びます。釜をまたぐと、同じ指定でもわずかに色が違います。
仕上げしあげ
織り上がった生地に、柔らかさ・寸法・風合いを整えるために施す加工の総称です。柔軟剤を通す、幅を出す、乾かすといった工程が入ります。
シャーリングしゃーりんぐ
立っているパイルの先端を刈り揃えて、表面を平らに仕上げる加工です。肌に当たる感触が滑らかになり、生地の重さを抑える働きもあります。この語が出てくるページ: 製作実績
刺繍ししゅう
糸で図柄や文字を縫い付ける加工です。プリントと違って糸そのものの厚みが出るため、小さな文字はつぶれやすく、図柄の作り方に工夫が要ります。この語が出てくるページ: 名入れハンカチ製作実績
型代かただい
刺繍のデータを刺繍機が読める形に起こす費用です。図柄1つにつき最初の1回だけかかり、同じ図柄で追加注文する場合、2回目以降はかかりません。この語が出てくるページ: 名入れハンカチ

縫製

裁断さいだん
型紙(パターン)に沿って生地を切り分ける工程です。生地の織り目の向きや柄の位置を合わせて切るため、どう配置するかで要る生地の量が変わります。
縫い代ぬいしろ
縫い合わせるために、仕上がりの線の外側に残しておく生地の幅です。狭いとほつれやすく、広いと厚くごろつきます。仕様書に必ず書く寸法です。
地の目じのめ
生地の織り目の方向のことです。裁つ向きを地の目に合わせないと、洗ったときにねじれたり、伸びて形が崩れたりします。
見返しみかえし
衿ぐりや前端の裏に付けて、縁を始末する布です。表から縫い目が見えない仕上がりになります。
本縫いほんぬい(ふつうぬい)
上糸と下糸を生地の中で絡ませる、いちばん基本的な縫い方です。ほどけにくく、縫い目が表裏とも同じに見えます。普通縫いとも呼びます。
オーバーロックおーばーろっく
生地の端を糸でかがって、ほつれを止める縫い方です。ロックミシンで行います。縁を包むパイピングや、端を巻き込むメロウとは仕上がりが違います。
叩きつけたたきつけ
ネームを生地の上に置き、周囲をミシンで縫い止める付け方です。縫い止める範囲によって、二つ折りでの叩きつけと四方叩きつけに分かれます。
ヘムへの縫い込みへむへのぬいこみ
ネームの端をヘムの折り返しに挟み込み、ヘムを縫うときに一緒に縫い止める付け方です。ネームが生地の中から出ている形になり、縫い目が増えないので見た目がすっきりします。
二つ折りでの叩きつけふたつおりでのたたきつけ
ネームを二つ折りにし、折った側だけを縫い止める付け方です。ネームの先が自由に動くので、指でつまんで裏表を確かめられます。
四方叩きつけしほうたたきつけ
ネームの四辺すべてを縫い止める付け方です。めくれず、引っかかりにくくなります。肌に当たる面に縫い目が出るので、乳幼児向けでは付ける位置に気を配ります。
メロウ(メロー巻)めろう(めろーまき)
生地の端を細かく巻き込みながらかがる縁の始末です。縁が薄く軽く仕上がるので、ハンカチやスカーフの端によく使います。
バイアスばいあす
織り目に対して斜め(45度)の方向のことです。この向きに裁った布はよく伸びるので、曲線の縁を包むテープに使います。
パイピングぱいぴんぐ
細長い布で生地の縁を包んで縫う始末です。切りっぱなしの端が出ないので、ほつれにくく、縁の色を変えて見た目のアクセントにもできます。この語が出てくるページ: 製作実績
共布ともぬの
本体と同じ生地のことです。縁の始末に共布を使うと、色も風合いも本体と揃います。この語が出てくるページ: 製作実績
裁ち端たちば
生地を裁った切り口のことです。そのままでは糸がほつれるので、折って縫う、共布で包むなどの始末をします。この語が出てくるページ: 製作実績
四方三巻しほうみつまき
四辺すべてを三つ折りにして縫う、ハンカチの基本的な縁の始末です。角は折りが重なって厚くなるため、折る順番で厚みを逃がします。この語が出てくるページ: 製作実績
フリンジふりんじ
生地の端の織り糸をほどいて房状にした始末です。ほどけが進まないよう、房の根元を織りやミシンで押さえます。この語が出てくるページ: 製作実績
立体縫製りったいほうせい
平らな生地を、体や頭の丸みに沿う形に組み立てる縫い方です。型紙の割り方と縫い代の配分で、平らな裁断では出ない曲面をつくります。この語が出てくるページ: 製作実績
ダーツだーつ
生地の一部をつまんで縫い込み、平らな布に立体をつくる手法です。この語が出てくるページ: 製作実績
力布ちからぬの
力のかかる場所の裏に当てる補強用の布です。ボタンやループの付け根など、引っ張られて破れやすい箇所に入れます。この語が出てくるページ: 製作実績
伸び止めのびどめ
衿ぐりや肩など、着るうちに伸びやすい箇所に細いテープを入れて形を保つ処理です。この語が出てくるページ: 製作実績
綿づめわたづめ
ぬいぐるみやクッションの中に綿を詰める工程です。詰める量で握り心地が変わり、偏らないよう量と入れ方を決めます。この語が出てくるページ: 製作実績
パターンぱたーん
縫製品の型紙のことです。仕上がりの寸法や体への沿い方は、ここで決まります。当社は企画とパターン設計を社内で行います。この語が出てくるページ: 事業内容

品質・検査

検反けんたん
織り上がった反物を広げて、織りキズ・汚れ・寸法の狂いを見る検査です。裁断に入る前にここで弾いておかないと、縫い上げてから不良が出ます。
洗濯堅牢度・摩擦堅牢度せんたくけんろうど・まさつけんろうど
洗ったときや擦れたときに、どれだけ色が落ちないかを示す強さです。等級で表し、数字が大きいほど落ちにくくなります。濃い色の製品や、白い衣類と一緒に使う製品でとくに問われます。
収縮率しゅうしゅくりつ
洗ったあとに寸法がどれだけ縮むかの割合です。タオルやガーゼは縮みやすいので、仕上がりの寸法は縮んだ後を見て決めます。
ピリングぴりんぐ
擦れて表面に毛玉ができることです。等級で評価し、寝具や衣類の品質基準に入ります。
毛羽落ちけばおち
使い始めに短い繊維が抜け落ちることです。タオルでは避けきれない現象ですが、糸と仕上げの選び方で抑えられます。黒い衣類と一緒に使う場面では苦情になりやすいので、売り場と用途を踏まえて仕様を決めます。
検針けんしん
折れた針など金属の混入がないかを、検針機に通して調べる工程です。乳幼児向けや肌に触れる製品では欠かせません。
A品・B品えーひん・びーひん
検品の等級です。基準を満たすものがA品、汚れや織りキズなどで基準に届かないものがB品。B品をどう扱うかは、発注のときに決めておく取引条件のひとつです。

OEMの進め方

OEMおーいーえむ
Original Equipment Manufacturing の略で、依頼主のブランドで売る商品を、別の会社が製造することです。依頼主が仕様を決め、製造側がそのとおりに作ります。この語が出てくるページ: 事業内容ご相談の流れ
ODMおーでぃーえむ
Original Design Manufacturing の略で、製造側が企画・設計まで手がけ、依頼主のブランドで売る形です。OEMより製造側が担う範囲が広くなります。この語が出てくるページ: 製作実績
別注べっちゅう
既にある商品の仕様を一部だけ変えて作ってもらうことです。色を変える、名前を刺繍する、パッケージを替えるなどが当たります。ゼロから設計するOEMより、短い期間と少ない数量で始められます。
プロパー品ぷろぱーひん
メーカーが自社で企画して定番として持っている商品です。仕様を変えずそのまま仕入れる形で、別注に対する言葉として使います。
ロット・最小ロットろっと・さいしょうろっと
1回の生産でまとめて作る数量がロット、引き受けられるいちばん少ない数量が最小ロットです。生地を織るところから始めるか、在庫の生地を使うかで大きく変わるため、当社は一律の数値を決めていません。この語が出てくるページ: 事業内容名入れハンカチ
サンプルさんぷる
量産の前に作る試作品です。色・風合い・縫製を実物で確かめ、必要な直しを重ねてから量産の基準にします。この語が出てくるページ: ご相談の流れ事業内容
量産りょうさん
承認したサンプルを基準に、本番の数量を生産することです。この語が出てくるページ: ご相談の流れ
見本帳・スワッチみほんちょう・すわっち
生地の小片を貼り集めた見本です。手触りと色を実物で確かめられるので、言葉だけの擦り合わせより早く仕様が決まります。
リードタイムりーどたいむ
発注してから納品されるまでの期間です。生地を織り起こすか在庫を使うか、加工を何工程はさむかで大きく変わります。
歩留まりぶどまり
投入した材料から、実際に良品として取れる割合です。要尺と歩留まりが分かると、1枚あたりの原価が見えてきます。
仕様書しようしょ
寸法・素材・縫い方・付属品などを書き並べた、製造の指示書です。当社では仕様書が無くても、アイデアや手描きの絵からご相談いただけます。この語が出てくるページ: 事業内容
品質表示ひんしつひょうじ
繊維の組成・洗い方・原産国などを記したネームです。家庭用品品質表示法で表示する項目が決められています。OEMでは、表示の責任を負うのは依頼主です。
ネーム・下げ札・タグねーむ・さげふだ・たぐ
ネームは商品に縫い付ける織りのタグ、下げ札は糸で下げる紙のタグです。両方をまとめてタグと呼ぶこともあります。ブランド名・素材・洗い方・原産国などを載せます。当社は素材選びからデータの入稿まで行います。この語が出てくるページ: タオル・OEM豆知識

取引・見積

上代・下代・掛け率じょうだい・げだい・かけりつ
上代は売り場に並ぶときの価格、下代は仕入れる側が払う価格です。下代が上代の何割かを掛け率と呼びます。小売に卸す取引では、この3つで話が進みます。
FOB・CIFえふおーびー・しーあいえふ
海外から仕入れるときに、費用と危険の分かれ目をどこに置くかの決まりです。FOBは積み出す港の船に載せるまでが売り手の負担、CIFは運賃と保険も売り手が持ちます。どちらで見積もるかで金額の意味が変わります。
通関つうかん
輸入する荷物について、税関に申告して許可を受ける手続きです。検査に回ると日数が延びるので、納期を組むときに余裕を見ます。
船積み・混載ふなづみ・こんさい
船に荷物を積むことが船積み、コンテナ1本に満たない荷物を他社の荷物と合わせて運ぶことが混載です。混載は費用を抑えられますが、荷物がそろうまで待つぶん日数がかかります。

認証・表示

今治タオルブランド認定いまばりたおるぶらんどにんてい
今治タオル工業組合が定める基準を満たしたタオル製品に与えられる認定です。認定を受けた製品には、赤・青・白のブランドマークを付けられます。当社は協力工場と連携して取得できます。この語が出てくるページ: 事業内容名入れハンカチ
5秒ルールごびょうるーる
今治タオルブランドの認定で使う吸水性の試験です。切り取ったタオル片を水に浮かべ、5秒以内に沈み始めるかどうかを見ます。今治タオルの吸水性を保証するための基準です。
子供PSCマークこどもぴーえすしーまーく
消費生活用製品安全法で「子供用特定製品」と定められた4品目(乳幼児用玩具・乳幼児用ベッド・ベビーカー・乳幼児用ベッドガード)に表示が要るマークです。3歳未満向けの玩具は、このマークが無いと小売店で販売できません。当社は届出事業者です。この語が出てくるページ: 会社概要製作実績
家庭用品品質表示法かていようひんひんしつひょうじほう
商品の品質について、事業者が表示すべき事項と表示の仕方を定めた法律です。所管は消費者庁。繊維製品では、繊維の組成や取扱いの方法などを表示します。OEMでは、表示の責任を負うのは依頼主です。
洗濯表示せんたくひょうじ
洗い方・漂白・乾かし方・アイロン・クリーニングの扱いを記号で示した表示です。2016年12月から、国際規格に合わせた記号に変わりました。
ST基準えすてぃーきじゅん
日本玩具協会が定める、玩具の安全基準です。乳幼児用玩具では、ST基準に適合していれば法律の技術基準にも適合しているとみなされます。この語が出てくるページ: 製作実績

資材・包装・出荷

副資材ふくしざい
本体の生地以外に要るもの全部です。ネーム・下げ札・ボタン・紐・箱・袋などを指します。点数が多いほど手配の手間と納期に効きます。
化粧箱けしょうばこ
商品を入れて売り場に並べる、見せるための箱です。窓を抜いて中を見せる形もあります。
熨斗・のし巻きのし・のしまき
熨斗は贈りものに掛ける紙です。表書きと名入れの体裁が決まっており、用途によって水引の種類が変わります。商品1点ずつに熨斗を巻く作業を のし巻き と呼びます。
OPP袋おーぴーぴーぶくろ
透明で張りのある個包装用の袋です。中身が見え、埃や擦れから守れます。
内袋うちぶくろ
箱の中で商品を包む袋です。箱に直接触れないようにして、擦れと型崩れを防ぎます。
台紙だいし
商品を留めて形を整える厚紙です。吊り下げる穴を開けて、売り場のフックに掛ける形にもできます。
JANコードじゃんこーど
商品を識別する番号と、そのバーコードです。小売の売り場でレジを通すのに要ります。取得の申請は商品を売る事業者が行います。
入庫にゅうこ
預かった商品を数えて受け入れ、すぐ出荷できる状態にして棚に納める作業です。この語が出てくるページ: 事業内容
個包装こほうそう
商品を1点ずつ袋などに入れることです。売り場でそのまま並べられる状態にします。この語が出てくるページ: 事業内容名入れハンカチ
セット組みせっとぐみ
複数の商品を組み合わせて1つの商品に仕立てる作業です。ギフトセットなどで行います。この語が出てくるページ: 事業内容

制度の出典

認証・表示の説明は、次の一次情報をもとに書いています。

今治タオルブランド認定・5秒ルール
今治タオル工業組合「今治タオルについて」(2026年9月 参照)
子供PSCマーク・ST基準
経済産業省「子供用特定製品(子供PSCマーク)」(2026年9月 参照)
家庭用品品質表示法
消費者庁「家庭用品品質表示法」(2026年9月 参照)

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